私がテニスを始めたきっかけと、その先に広がる世界

Tennis

こんにちは!今回は私がテニスを始めたきっかけと、本格的にのめり込むまでの話をしたいと思います。振り返ると、テニスとの出会いは本当に些細なことだったけれど、気づけば私の人生そのものになっていました。

きっかけは家族との時間から

最初にラケットを握ったのは、父親の会社の福利厚生施設にあったテニスコートでした。家族で遊び感覚でやってみたのが始まりです。私の両親は趣味程度にテニスを楽しんでいて、特別本格的にやっていたわけではありません。それでも、ラケットを振るたびに感じるボールの感触や、思ったところにボールが飛ぶ爽快感が子供心に「なんかこれ面白いぞ」と感じさせてくれました。

その後、近所のテニスクラブに通うようになり、少しずつ本格的にテニスに取り組むようになりました。でも、当時の僕はまだテニス一筋というわけではなく、サッカーや他の習い事も並行してやっていたんです。

テニス1本に絞った理由

小学4年生の頃、両親から「そろそろどれか1つに絞ってみない?」と言われました。色々な習い事を掛け持ちするのも楽しかったけれど、一方で1つのことに集中してみるのも面白そうだなと思ったんです。

その時に選んだのが、テニスでした。決め手は、「一人で自由に考えながら勝負できる」という点でした。サッカーや他のスポーツももちろん楽しいけれど、テニスには1対1で向き合う緊張感や、自分の頭で考えて戦略を立てる面白さがありました。誰かに頼るわけではなく、自分の力で相手と勝負を決める。その自由さと責任感に惹かれたんだと思います。

テニスに全てを注いだ日々

そこからは、もう迷いなくテニス一本に絞って取り組むことになりました。試合に勝てば嬉しいし、負ければ悔しい。友達と遊ぶこともほとんどなく、様々なことを犠牲にしていたとしても、自分の意志として、テニスを続けたい気持ちは揺るがなかったんです。

中学、高校、そして大学と、気づけば生活の全てがテニス中心に回るようになっていました。練習も試合も、自分がどれだけ成長できるかを試す場所。もちろん、親やコーチ、仲間たちの支えがあってこそ続けられた部分も大きいですが、それでも最終的には自分自身との戦い。それが僕にとってのテニスであり、人生そのものだったんだと思います。

今だから思うこと

こうして振り返ると、テニスを選んだあの日の決断がなければ、今の自分は全く違う人生を歩んでいたんだろうなと思います。たかが1本のラケット、されど1本のラケット。テニスが僕に与えてくれたものは計り知れません。

これからこのブログを通じて、私が経験してきたテニスの楽しさや難しさ、そしてその奥深さを少しでも伝えていけたらと思っています。そして、この話を読んでくれた誰かが、「ちょっとテニスやってみようかな」と思ってくれたら、それ以上の喜びはありません。

次回は、私がジュニア時代に感じた「壁」と、それをどう乗り越えたかについて書こうと思います。お楽しみに!

コメント